これは小説というよりは実話であり、ドキュメンタリーです。
著者の美甘章子さんのお父様の広島原爆の体験を綴られたものです。
広島を訪れた進駐軍はこれが人間のしたことかと言った人もいたそうですが、
想像以上だったのか、想定外だったのか。
もっと破壊は小さいと思っていたのか。
アメリカで映画化され、広島で上映された。
友人の俳優であり、演出家である田中壮太郎さんがお父様を演じ
英語で語る。
この本の一部を。
一人の青年が、壮絶なる痛みと絶望と戦い、そしていつしか
許す心を持つようになる。
そしてそれは明るい希望の未来につながっていた。
明日こそ読んでみたい本でしょうか。