これは実在した方の物語です。
黒人として農園で働いていた主役は当然白人からは奴隷扱いを受けていました。
少年の彼は目の前で白人から父が殺されるという壮絶な経験をします。
母は白人にレイプされ気が狂ってしまいます。
彼はそこのお屋敷で給仕としての振る舞いを教えられ、青年に成長してから家を出ます。
そこからの運命がかれの人生を変えていくのですが、ホワイトハウスの執事として八人の大統領に仕えることに。
真面目に執事としてのみごとな仕事に八人の大統領から愛されます。
その中には勿論ケネディも。
人間として同じでなくてはいけないと彼は社会を変えるために行動し銃弾に倒れる。
執事はジャクリーンから肩身のネクタイを渡される。
彼の母親です。
実は彼女はマライヤ、キャリーです。
マライヤの素顔なんです。
堂々と素顔で母親を演じているんです。
ええ!って驚きますよね。
自分から申し出たとのこと。
素晴らしいです。
後でわかったのですが、全く気づかなかったですね。
黒人の地位を上げるために過激に戦う息子と白人の大統領に使えるのを誇りとする
父親との確執、葛藤。
手のつけられない暴れん坊として長い間、親子の縁を切るのですが、
執事は長い間大統領に使え、信頼され、愛されるがやはり執事給与は白人の半分にも満たない。地位が上がるということもない。
だが、理解ある大統領の元でそれを成し遂げる。
一躍有名人になった彼は執事としてではなく、客としてレーガン大統領のパーティーに招待されることに。
だが、彼の心は反対に沈んで行き、そして年も取ったということで辞めることの。
この時、キング牧師と戦い続けていた息子のところへ行き、私が間違っていたと彼らと一緒に戦うことを告げる。
そして彼らの戦いは思いもがけないことで勝利します。
黒人の大統領が現れたんです。とうとう。
執事夫妻も息子も皆歓喜に包まれました。歓喜、歓喜。
バラク・オバマ それまでの大統領に献身的に勤め上げた執事のことは当然オバマ大統領も良く
知っており、大統領就任式に招待されることに。
それからまもなく90歳で息を引き取ります。
GYAOで配信していましたが、2時間位の映画ですのに、長い間座っていたような気分でした。
長い時間、執事の人生を見続けてきた気がしました。
時計を見て、あれまだこんな時間という感じでした。
凄く長い時間、彼の人生と見続けてきた感じでした。
大変いい映画でした。