わたしが46年間研究して来ましたことをもっと大勢の方にお伝えしたいのですが、
なかなかそれが難しく、東京などで講習会に参加なさった方々がもっと
詳しくお聞きになりたいと思っていらしてもその機会がないのですね。
わたしは46年間着物を着ているだけではなく、指導内容をずっと研究し続けて
来ましたので、着姿を拝見しただけで、どういう着方をされているかが
わかります。もっともっと美しく着れるのに、もっともっと垢抜けた着方ができるのに
と残念な方が多い。
なぜそういう着方になったのかもわかります。
お衿に関しましてももっともっと内容が深いのですね。
それが徐々にわかってこられた生徒さん方はもう今は着物に夢中です。
着物の深さが面白さがわかって来られたわけですね。
それほど時間がかかるものなのですね。
着れるようになるにはどのくらいの期間がかかりますか?って
いうご質問には どこまででいいのですか?というお答えしかできませんね。
その違いは歴然と現れて来ますから。
そしてずっと上まで行っている方には下は見えますが、下から上はみえにくいもの
なのですね。
勿論わたしの上にも階段はありまして雲の上まで続きます。
ですから自分で着るということだけを深くご指導しています。
自分のための自分の着方。
人それぞれに、お衿もそれぞれに。
そしてこの技法、内容。
着物と帯びの格の合わせ方。
歌舞伎に行くには、お能にいくには、結婚式に参加するには
そういうものを色々と経験して来まして、又その世界の方々からの知識も
頂きまして。
これからあることを考えています。
この内容をどこにいらしても、遠くにいらしてもお伝えできる、アドバイスできると
いう事を。
講習会でお残りになって色々とご質問を頂きましてもお答えする時間が
足りません。
講習生の方もそしてわたしも不完全燃焼で終わっています。
それを実現できる事ができるのですね。
やっと多くの方々にお伝えできるようになります。
お衿色々も本にするにはなかなか難しいのですが、もっと簡単な方法が
見つかりそうです。
皆様がどこにお住みになってても、どんなに遠くても、お伝えできるようにと
思っています。