木耶ラの理想の長襦袢


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朝ドラを観てこんなにして何度も試行錯誤しながら今までにないものを

作り出していくんだとおもいましたが、私も今理想の長襦袢として

生徒さんの間で公表の長襦袢の考案しますまでには、このように長い期間

試行錯誤しました。1日にして出来上がったものではないのですね。



やはり長襦袢を沢山作りました。洗えるもので試しましたが、繰越も5分、7分、8分、

一寸と。身幅にしてもそうですが、ラーメンを作るように何度も試してみるのですね。

そうやって出来上がりましたものは一般の寸法とは違っています。


要するにまったく新しいものができたのです。完全にオリジナルなもの。

これは特許を取るべきだと和裁士さんにも言われましたが、まあ一般には

作れないものですし、これは一人一人、その人に合わせて作っていますので、

真似るということはできないですね。



これと同じ物をと言いましても、仔細にわたってやはり違いますね。

ほかの方に縫って頂くのに、同じものをお渡ししても、結果的には何度も縫い直して

頂きました。


その方の手というものがあるのですね。その方の手が入るとやっぱり着にくいのですね。

手が違うと同じ寸法で出しても着にくいという経験は着物をよく着る方には

よくご理解頂けるものです。たぶん、うなづいておられることでしょう。



同じ寸法であっても微妙にちがうのですね。

繰越でもそうですね。


一夜にして出来上がった長襦袢ではなく、このようにして朝ドラの様に

何度も試行錯誤して出来上がった長襦袢です。


これはお一人ずつ違いますので、私の長襦袢は大量生産できませんし、着物を着ると

いう中で一番大切なものは長襦袢だと思っていますので、既製品であっては

いけないのですね。その人にあったものでなければならないのです。


既製品の長襦袢なんて私にはぞっとするものです。

長襦袢で劇的に着方も着崩れも変わるのですね。



木耶ラの長襦袢は儲けるためのものではありませんので、大量生産が

できないのです。

そして対面しなけらばできないものですので、生徒さん以外の方には作れないのです。

着付けを素晴らしくするためのものですから、生徒さん以外に作る気もしないですね。

儲けるための長襦袢であっては決していけないのです。

長襦袢はそれほど大切なものなのです。




半衿のつけ方もプロの方に絶賛していただきましたが、これも二ヶ月か三ヶ月



ずっと半衿を毎日縫い続けて得た結果ですね。

毎日この朝ドラのように縫い続けるのです。

試行錯誤してできた半衿の付け方の冊子なのです。



朝ドラを観ていまして、懐しくなりました。

ずっと試行錯誤しながら理想の長襦袢を作っていたころを。

一夜にして出来上がったものではありません。




by kiyara888 | 2019-02-12 09:22 | きもののはなし | Comments(0)