2時過ぎから始まります。「元禄港歌」。
始まる前にずっと座ったまま相変わらずの転寝をしていまして、キッチリ
目が覚めました。
やっぱり良かったですね。
猿之助さん一人が女形で後は女性はすべて本物の女性という不思議な世界ですが、
何の違和感もなく入ってきました。
芸達者な役者さんばかりですから、引き込まれていきます。
そして結構長い三味線の演奏に猿之助さんの歌。
その座り方といい、歌い方といい、その瞽女の持つ深い悲しみを表現して伝えて
います。
これが猿之助さんだから出せるものではないかと。
そして三味線もお上手です。
文学座の新橋耐子さんと猿弥さんの夫婦の絡みも凄かったですね。
新橋さんは舞台ではやはりこういう凄みのある個性派ですが、幽霊を演じた時には
もう笑いました。
この舞台ではその濃さが猿弥さんとぴったりでしたね。
夜中にポロポロと泣いていましたが、真剣に観てしましました。