夏果てやひかりうするる水の上‥‥‥‥ 野見山朱鳥
明日が立秋
と言うことは今日が夏の終わりになりますね。
信じられない夏の終わり。
秋が感じられるという意味もあるようですが、この炎天下ではまったく
感じられないですね。
暑くてもどこかで秋の匂いがするといった感じは今までにはあったのですが。
季語が明日から変わりますので、明日からの俳句は秋になります。
まあ季語にも残暑、秋暑し、残る暑さとい卯者もありますので、
昔から立秋は暑かったようです。
この夏の終わりの季語は美しいものがたくさんあります
夏の果て 夏果つ 夏終る 夏行く 夏逝く 夏惜しむ
秋近し 秋待つ 秋隣
夜の秋 よるのあき よのあき
これも夏の季語です
反対に西瓜は秋の季語になります。
元々は秋に収穫するものだったようです。
私が子供の頃から夏にはスイカとなっていましたから、もっと
以前の話ですね。
今年は暑すぎて蚊も表に出ることができなかったという話を聞きましたが、
蚊がいた頃はずっとこの写真の蚊取り線香を使っていました。
電気も使ったことはありますが、やはりこの匂いが落ち着きます。
現代的にこの香りを色々に変えた者もありましたが、やっぱり
なんと言いましてもこの香りが私には落ち着きますね。
懐かしい夏を感じることができます。
今の異常な夏ではなく、昔の風情があった頃の夏を。