モスリンの腰紐が何故好きなのかと申しますと、私はお衿に深く
興味をいただいていますが、私自身で申しますと、訪問着と紬の着物の
着方としまして、一番違いますのがお衿合わせですね。
お衿合わせは一つではありません。
着物によって、お衿合わせを変えます。
まずはお衿を決めてからそれを固定させるにはやはり紐が簡単ですが、
どんな紐でもいいというものではありませんでした。
固定するのはやはりモスリンの紐を使用した時ですね。
結局は衿芯にしましてもモスリンの紐にしましても、昔からのものですから、
これを使用すればいいわけですのに、何故ナイロンが出てくるのか。
何故モスリンを置かないのか。
何故いいものが姿を消そうとしているのか。
何故あの芯がどこにも置かれてないのか。
スーパーでもこれが一番おいしいと思ったものが消えて、そうでもないものが
残っている。何故?
私がおかしいのか。
食べ物は別としまして、紐は、芯は研究して来ての結論ですから。
台風が来た!