今日の情熱大陸は面白かったですね。
毎週見ているわけではないのですが、たまたまチャンネルを回していましたら、
フラメンコダンサーの踊りが現れました。
格式あるフラメンコのコンクールで踊りの部門で優勝されたとか。
最初スペイン人だと思いました。
途中から、あれ?どっち?と思うくらいにスペイン人らしい日本人でした。
日本人にしましてはかなり恵まれた体型であり、優勝するのも当然かと
思われる雰囲気、オーラーも持ち合わせておられるか。
フラメンコをタブラオで鑑賞しますと、やはりこれはスペイン人のものと
思いますが、この方はかなりスペイン人に寄っています。
ですが、彼は謙虚に、この街のなかで子供の頃から自然に踊りだしていた
彼らと20歳で勉強という形で始めた踊りはやはり違うと言っていました。
確かにそれは感じます。
ですが、スペイン人に認められ受け入れられた彼はやはり19歳で出会った
フラメンコは向いているのでしょう。
体型も維持し、スペイン人に魂も身体も近づいていくといったところでしょうか。
19歳で映像で観たフラメンコに衝撃を受け単身でスペインに渡り
電気も水道もない洞窟で暮らしていたという。
そしてその道を極めようと歩み続けている。
こうやって衝撃的に自分の道を早いうちから見つけることができる人は
幸せでしょうね。
猿之助さんもこの歌舞伎役者として生まれ育ってきてこの道を
真っ直ぐに生きているということがとてもラッキーだと思うと
いったようなことをお話しされていました。何かに書かれていました。
必ず人にはそういうものがある。
だが、早いうちに見るける人も年を重ねたところで見つける人もいる。
そして一生見つけることができなかった人もいる。
自分は自然にそういう運命として生まれてきた。
幸運だったというようなことをお話しされていました。
早いうちに見るけることができるということはたしかにラッキーなことですね。
わたしもこの着物講師として一生やっていこうと思ったのは22歳か23歳の時です。
そして今は70歳。
あと少し、あまり残っていない人生、いつ止まるかわからない人生
ですが、ただこの道を真っ直ぐにあるくだけです。
迷いなく真っ直ぐと。
思い残すことがないほどに熱心に情熱的にあゆむだけです。