花いくさ、池坊専好が豊臣秀吉に前田利家邸で披露した大掛かりな生花にヒントを
得てこの 物語が作られたとか。
ああ、確かにラストシーンでは泣きましたが、あり得ない話かも。
ですが、秀吉と専好の戦いは、興奮し、手に汗握るほどの緊張が走ります。
ですが私には歌舞伎に若手一番として君臨する猿之助さん、
狂言で押しも押されぬもせぬ地位を築いた萬斎さん。
今をときめくこのお二人の戦いでもあったような気がします。
第一線で活躍する役者さんたちも霞むほどの迫力。
猿之助さんの悪役ぶりは一瞬嫌いになりかけたくらい(笑)。
お二人とも声が通り迫力があり、他を圧倒してましたね。
内容としてはあり得ないという筋書きですが、このお二人に引き込まれて
ラストシーンでは涙が出ました。
狂言師としての雰囲気そのままで演技する萬斎さん。
流石歌舞伎役者と言いたくなる迫力ある演技をする猿之助さん。
このお二人の戦いでもあった。気がします。