
さて、いよいよ五月に入りますと、初夏の訪れになります。
装いが変わってきますが、五月の中ごろから徐々に着物はお単衣の季節に入ってきます。
ですが、五月いっぱいは袷を着てもおかしくないですね。
六月からは袷は着ることができません。
この時期になりますと、このお単衣に合わせる帯のご質問を良くお受けします。
私は付け下げでのお出かけには綴れの帯をこの時期は合わせています。
袷の時期の袋帯でもいいとこのところはそういうお話もありますが、素材にも
よるような気がします。
せっかっくお単衣で軽く涼しげになりましたのに、重厚感のある袋帯でしたら、
半減するような。
お単衣でもすっきりとする袋帯でしたら結びますが。
綴れは袷、お単衣の時期どちらにも結べますので、重宝しています。
帯の文様によりますが、大島にも小紋にも付け下げにも結べるという帯です。
7月月には絽綴れという夏用の綴れがありますが、
それ以外の季節ではこの綴れ帯を合わせることができます。
大変重宝する帯ですね。
綴れといいましても、爪掻き本綴れ、機械織りなど、色々とありまして、
結構素人の方には難しい帯です。
信頼できる方のアドバイスが必要でしょうね。
硬くて結びにくいですとか、いろいろですね。
この綴れ帯の文様ではどこまでの範囲着れるのかということも。
六月に入りますと、お単衣の付け下げ、訪問着には紗袋を合わせることもあります。
綴れでも紗袋でも。
紗袋は夏の袋帯ですね。
小物が季節の先取りをしますので、そういうことができます。
五月にはお単衣に綴れ、
六月には綴れもしくは紗袋を合わせています。
七月 八月は 紗袋 もしくは 絽綴れ。
ちょっと難しい時期に入ってきますので、信頼できる方のアドバイスを。
人によって多少違いますが。
ものすごく違う人もいますので、お気を付けくださいませ。