搬入の日
優しい若者ルーカと初老の男性と二人が手伝ってくれての飾りつけ。
水彩画の額は現地で購入。
この額を相手に伝えるのも辞書を使って。
どう見ても理知的な市長室長でも英語は話せないんです。
ミラノ、ローマでしたら別ですが、アッシジでも通じない方はいましたね。
フランス語の方が通じます。
全く言葉が通じませんのに、なんだかとても和気藹々とお仕事ができました。
これ私の特技です。(笑)
ちょっと休憩をということで隣のバールに入ったのですが、驚いたことに彼らは
白ワインを注文しました。
ええ!いいの?って聞きましたら、勿論ですって。
ああ、そうなんだいいんだと納得。
役所仕事は確か7時から12時半まで。(今は違うかもしれませんが)
で、搬入も同じく。
間に合うのって思いましたが、きっちり12時半に終わりました。
秘書長は帰って行きました。
娘の迎えがあるからと。
お店も閉まります。
改めて4時からオープンします。
それまでは自宅に戻り昼食をとりシャワーを浴び、
お昼寝をします。
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実はこのお昼寝が私はなかなか出来なかったのですが、
若い友人たちに映画に誘われていくのですが、それが10時からですので、眠くて
眠くて。朝方人間の私には苦痛。
で、昼食にワインを飲みお昼寝を頑張ってすることにしました。
成る程、眠くならない。
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若い友人たちと言いますのは、日本に暫くいた二人のイタリア人の仲間たちです。
良く自宅に来ていましたので、弟のようにしていました。
彼らが色々とお世話をしてくれたんです。
このあたりのイタリア人は日本人より大人しく真面目ですね。
物を取られたりもないですね。
彼らは英語を話しました。海外に出た人は話せます。
ボローニャ大学に入っている彼の妹はその後主席で卒業した秀才。
彼女も映画に誘ってくれまして、とても不思議な映画に遭遇しました。
それは又いずれお話するとして。
すっかり笑い者に、人気者になってしまったあの赤面の間違いは
この搬入の時に起こるんです。
今日は特訓の日ですので、準備をしませんと。では続きは又