東京から生徒さんご夫妻が訪ねて来られました。
秋田へ帰る前にと尋ねてくださいました。
話が弾みましたが、ご主人もずっとお話にお付き合いくださいましたが、
本当に珍しいことです。
たいていはご主人はどこかへ消えて行く方が多いからです。
長い間お二人で展示会にいらしてくださいまして、本当に何とお礼を
言っていいのか。
これからの老後の生き方をお聞きしていまして、驚きました。
子供好きな方は、若いお母さんの、それも転勤族で相談する人もいない
方の子供を預かって差し上げたりして、応援していきたいとのこと。
誰かの役にたっているということが生き甲斐につなかっていくというお話も。
私の母も死にたいと言っていた時代から今はデイサービスで、ピアノを弾いて欲しいと
お願いされると家で練習をしているそうです。
唱歌の伴奏だったり、行進曲だったり。皆さんのリクエストに応えられるようにと。
私も元気によく動き回りますねと言われますが、やはり着物を綺麗に着たいと
私を尋ねてくださる方に答えたいという気持ちがあるからでしょうね。
人を助けていくという彼らの老後に幸あれと祈りたいです。
さて、私も指導に向かって前進。
お一人でも多くの方に着物の魅力を伝えていきたいと思います。
お二人のお写真を撮らせていただこうとお話の間、そのことが頭をよぎっていましたが、
結局話に夢中で忘れてしまいました。残念。