おはようございます。
相変わらず夜明けとともに目が覚めます。
今日は5時前から明るくなってきました。
二日ほど前に知人のお一人から電話が入りました。
70歳で現役を卒業するとのこと。
男勝りの仕事をする人で有名でしたが、この数年、仕事に支障が出るほど、
記憶が飛ぶそうです。
ミスが多くなり思い切って引退するとのこと。
蓄えはあるので悠々自適に余生を楽しむそうです。
私に電話があったのは、少し年下の私も同じ道を歩くだろうと彼女は思ったのでしょう。
お互いに足が悪く、まず身体が思うように動かないという共通の悩みを持っている
私に同士として話がしたかったのでしょうか。
私も同じ道を歩くことになるだろうと同情してくれたのかもしれません。
確かに私たちのように走り続けてきた者は、老人になるということがなかなか
受け入れがたいものがあります。
気持は年を取らないのに、身体はそういうわけにはいかない。
はがゆい思いをします。
思い通りに身体が動かなくなってきた時点で気づくのですが、
それまでは老人としての自覚はなく、シルバーシートも利用しませんでした。
最近はしっかりと利用しています。(笑)
そして老人としての自覚も一応持つようにしました。
移動の荷物はなるべく少なくしています。
身体は動かなくなってきていますが、どうしてもこの仕事を続けなくてはなりません。
何故か。
彼女のように安定した老後は望めないというのもありますが、
まだまだ私を必要としてくれる人がいる。
記憶が確かにあやふやでして、簡単な単語もなかなか出てこなくなりました。
ですが、もともとかなりな天然ですから、さほど人には気づかれない。
先ほどの彼女は賢いし、しっかりしていますから、そのギャップに驚いたのでしょう。
私は人に気づかれないでしょうね。
いやあ、ごめん、年を取ったので物忘れがひどくなってと友人、仲間に話すと
ええ! 昔からだけれど。年のせいじゃないとおもうけれどと言われます。
もともと天然ですから、あまり気づかれないようですと
言いますか、自分でもその堺目がわからない。
取りあえず、働き続けなくてはならない。
ですが、有り難いことに昔から仕事が大好き人間で、特にこの仕事は
やりがいがあります。
お風呂で足を揉み、正座の練習をし、夕方は歩いています。
食生活も変えて、どんどん体重が増えていましたが、それもストップ。
自分の足で歩かなくてはならないのですから、自分で管理をして
この頭もこの足も維持していかなくてはならない。
この仕事をし続けていきたい。
まだ私を必要としてくれる人たちがいる限り。
まだまだ生徒さんから目が離せない。
でも彼女にはお疲れさん。後は好きに自由にのんびりと残りの人生を
楽しんで欲しいと伝えたいですね。