ベルディが残した家を音楽家だけの最後の憩いの家 音楽を愛した人生でありながら財産を残せなった
音楽家たちの老人ホームといいましょうか。
今日も放映されていましたが、以前にも見たことがあります。
80歳のソプラノ歌手の方はそこで若者の指導をし、リサイタルを開きまだまだ現役として活躍しています。
その方の若い人へのレッスン、その時は日本の留学生でしたが、ただ形通りに歌うのではなく
心をこめて歌うようにと指導されていました。
驚いたことに80歳とはいえない、声の艶。歌い続けてきた人が維持し続けてきた声量。
素晴らしいなあって感動しました。
死ぬまで現役でいたいと言うのは芸術家すべての思いでしょう。
「ああ、年を取ったわ、駄目だわ、あなたもこの年になったらわかるわ」という意見も最もです。
確かにご忠告通り、60を過ぎたら50代とは違う身体になっています。
体力がない。でも80歳でスキーをしている方はどうなんだろうって考えてしまいます。
30代で水泳教室に入りました時、スタミナ不足で70歳の方々から追い越されていました。
やはり30代で穂高に登った時は50代の方々に追い越されていました。
なに、この叔母さんたち お年寄りたち、ウソでしょう! って驚いていました。
結局は気力と生き方と。確かに病気になってしまえば、そういうわけにもいきませんが、
寝たきりの方が俳句を作ることに目覚めそれがとても生きがいになったという話も
聞きました。
生きる希望って最後まであるのだなあってそういう強い方をみていますと勇気がでてきます。
それにしましてもヴェルディーは素晴らしい方だったのですね。今でも沢山の年老いた音楽家の
方々がそこで幸せに暮らしています。