先日お誕生日おめでとうの電話を恩師前川先生に入れました。出会いましたのがもう40年前の話です。
私は20代前半で先生は30代前半。そして今は・・・・・・・・。計算簡単ですね。
二人の間の絆は40年間続くわけですが、先生は私にこんなに純粋に真っすぐついてきてくれた人はあなた以外にいないと言ってくださいます。私の前に後に立ち守ってきてくれたと。
でも私も守られてきたわけです。
この方と決めましたら、私は真っすぐにその方についていきます。
先生は一生をかけてあなたに恩返しをするとおっしゃっていつもご馳走をしてくださったり、着物や帯をくださったりします。
ですが、感謝しなくてはならないのは当然私の方です。先生との出会いがなければ今こうやって着物講師として活動できたはいないのですから。
花嫁さんを15分でお作りになるほどの技術がおありになります。
私の跡継ぎはあなたよといつもおっしゃってくださっていますが、先生の次の学院長にはなれません。
風格と人格と技術が先生を超すことがありませんから。
私は着物を着ることを指導することのみが得意なのですから。当然一匹オオカミが似合っています。
あなたのように私は博多 東京と飛び回れないとおっしゃいますが、そうなんですよね。
私には今の形があっているわけなんです。
スチュワーデスになりたかったのは、あちこちと飛び回りたいという気持ちがあったから。
そしてやはり今も飛び回っています。
そしてこの生活が気に入っています。苦痛ではないんです。
ですから足が動かなくなった時、もうこの仕事は終わりなのだろうかと少々落ち込みました。
時々はギャリーバッグに振り回されて転びそうにもなりますが、駅を荷物をひっぱりまして歩いています時、
私はいつもにやりとしてしまいます。
元気な60歳。まだまだ頑張れるぞ。
寺田氏は面白いことに世界に飛び出せと言います。(寺田氏も今絞りの技術を後世に残すべく資料作りなどの仕事をされていますが、それは世界へも発信されるそうです
ニューヨークの町の中をキャリーバッグを弾きながら着物姿で闊歩しています私の姿。
う~ん 現実になるかも・・・・・・・・・。
こうやって私は生きている限り着物指導に、そして着物の素晴らしさをお伝えするために全国を、世界をキャリーバッグを曳きながら歩き回ることでしょうね。
出会いが人生を変えるのでしたらこれからももっといい出会いをしたいものですね。