多くの方が美しく、早く着物が着れるようにお手伝いし、この素晴らしい日本の民族衣装着物を後世に伝えていきたいと思っています。
YouTube「木耶ラの着付け」200秒で着あげる。
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博多の日々 教室 歌舞伎の会 芝雀さんの葛の葉 海老蔵さん
ただ今博多より戻りました。なんでこんなに遅くなったかといいますとまあいろいろありまして・・・・・・。
今では笑い話ですがかなり深刻なことが起きまして。でもご心配なく結果的にはなんてことない話でしたが。 昨日も笑い話のような出来事がありまして、続いてのことですから明日はお祓いにでも行ってきましょうか。 博多の三日間は教室でしたり、仕事でしたり、歌舞伎の会でしたりと毎日全然別なことで飛び回っておりました。 歌舞伎の会では今回は博多の生徒さんばかりでなく鴨方倉敷からも数名参加されました。 終わった後一緒にお茶を飲みましたが、みなさんブログで写真などがでていますから、初めてではない親近感を持たれたようです。 こんな楽しいことはないとみなさん喜んでいらっしゃいました。 歌舞伎鑑賞会はこれは生徒さんばかりとは限っていません。来年の3月の南座での歌舞伎の会には生徒さん以外の方の参加ももう受けております。 夜の部の芝雀さんの「葛の葉」は本当に面白かったですね。安部保名に助けられた白狐が許嫁の葛の葉に化けて現れ、保名と情を交わし子供までもうけます。でも本物の葛の葉が現れたために子供を夫に託し別れの歌を残し古巣へと帰っていきます。 子供と別れる時の悲しみ苦しみを表現するのはこの芝雀さんをおいて他にはいないと私は思うのですが、 真に迫る演技です。芝雀さんは品の良さが全体に現れていて静かに悲しみが伝わってきます。 悲しみの中で葛の葉はだんだん狐の本性が現れてくるのですが、まとわりつく子供を抱えながら口で障子に字を描くその演技にはみなさん驚かれたと思います。口で葛の葉と書かれたのですから。 子供を抱えて。 実はこのお芝居の前の日に芝雀さんとお食事をしていましたので、この時このかわいい子供が一か月の間にどんどん成長してどんどん重くなっていくというお話をお聞きしていました。 ちょうど毎日成長するさかりの年齢のようですね。本当にかわいらしい子でした。 いつも思うのですが、芝雀さんは紫色の着物がとてもお似合いですが、今回は最後の白狐に戻った葛の葉の白い衣装がなんとも言えずに妖艶できれいでした。ドキッとするくらいに。 狐になってからの演技もよかったですね。上品な白狐でしたが。お顔までが狐に似ているような気がしました。前日に目の前にいらした芝雀さんとはやはり別人でした。でもお話しの仕方はやはり品がおありですね。 まあいろんなことをよくご存じでいらっしゃいました。いいお勉強をさせていただきました。 あちこちですすり泣きが聞こえていました。もちろん私もハンカチで目頭を押さえてながらみていました。 初めての方でも理解できるとてもわかりやすいお芝居でしたですよ。 博多座は満員でしたね。良かった。 海老蔵さんを久しぶりで見ましたが、少しお痩せになったように感じました。新之助時代から見ていますから少しおとなしい印象を受けました。でもやはりにらみは凄いですね。切れ長の大きな目はやはりいいですね。 お富さんの与三郎役はぴったし合っているように思いました。 まだもう少し千秋楽までありますね。葛の葉どうぞご覧くださいませ。ハンカチをご持参くださいませね。
by kiyara888
| 2011-11-23 00:26
| 日常
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