今朝は秋の気配が漂ってきます。」
こんなに涼しくて清々しい朝はこのところなかたですね。
やっと本来の秋が来るのでしょうか。
一年で一番好きな季節です。
春の桜満開もいいのですが、芒ケ原を歩くというのも
大好きです。
歌舞伎黒塚のあの光景も不気味ですが、好きですね。
話は違いますが。
夏バテ感で身体はだるいですが、心地よい朝です。
この涼しさが一日続くのでしたら、もうやはりお単衣を着ることになるでしょうね。
ただ、日中がどうなるかわかりません。
まだ今日の気温の予想を観ていませんので、何とも言えませんが。
まあどちらにしても、まだ薄物を着る方もいらっしゃると思います。
お単衣の時期になりますと長襦袢もお単衣になります。お衿も帯揚げも帯締めも
袷と同じものを使用します。
同じお単衣でも帯の合わせが違ってくると思います。
6月に着るお単衣には夏の帯、絽の長襦袢、帯締め帯揚げも夏物を合わることが
できますが、それは小物が季節の先取りをいち早くするというのがおしゃれと
されているからです。
ですから、9月に着ますお単衣には夏の帯は合わせません。
まあ、ここらへんの季節はそれぞれの御立場、それぞれのお考えもあるでしょうから
一概にこれが正しいとは言えませんが、私は小物が先取りするというのでしたら、
お単衣に夏の帯は合わせないでしょうね。
それよりは木村孝先生のお考えを取りますね。
お単衣の着物には八寸の帯を合わせることが多いのですが、
付け下げなどには綴れ。
勿論小紋にも紬にも綴れは合わせられます・
博多の八寸帯も合わせやすいですね。
で木村先生は9寸でもいいのではないかと。
袷の時期の帯でもいいのではないかとご提案でした。
そうですね。
私もそう思います。
素材の軽いものであればそれでいいのではないでしょうか。
せっかく袷とは違って軽くてやはり涼しげですから、あまり重たい袋帯などは
合いませんが、素材などによって十分に締めることができる思いますね。
同じお単衣の着物で六月と九月では合わせる帯が多少違う場合がありますね。
勿論、お単衣に綴帯や博多などのように8寸の帯はどちらの季節でも合わせますが。
難しい季節です。それぞれの御立場で考え方は違ってくるでしょうね。