昨年の「能にしたしむ会」で初のシテ方を演じる 小学4年生の峻佑さん「猩々」
年に一度の観世能楽師片山伸吾先生主催の「能にしたしむ会」が昨日催されました。
海老蔵さんの「光源氏」に出演されています能楽師片山九郎右衛門先生から
始まったこの会の豪華な出演者、観世銕之丞氏、萬斎さん、まあ皆さん素晴らしく
見入ってしまいました。
そして最後を飾ったお能「望月」片山伸吾先生のシテ、ワキは宝生欣哉氏、アイ狂言
萬斎さんと豪華な出演者。
ところが、その中で注目を一斉に浴びたのは子方の小学生の片山峻佑さん。
その演技は大人顔負けで、しっかりした張りのあるお声に目力、
キレの良さ、間の取り方、お父様が伝える合図を絶対に見逃さないという
真剣な眼差し。
終演後叔父さんである寺田氏、叔母さんである奥様、同行者と
お食事に出かけましたが、終始話題は峻佑さんに集中していましたね。
世界から集まってくるオリンピック。その時には彼は17歳。
世界に誇れるプリンスに彼は成長なさっていることでしょうね。
弱法師を最初から最後まで目を閉じたまま演じられました九郎右衛門先生。
迫真の演技に感動しました。
上品な舞をされます銕之丞氏。井上八千代さんのご主人様。
伸吾先生と峻祐さんの迫力ある仇討ちの場面。
前から二番目のお席ですから迫力に圧倒されました。
昨日は八人ご一緒でしたが、博多からも福山から生徒さんが参加されました。