いよいよ今年もあと少しで終わります。
お正月の京都ではご挨拶回りをされています芸者さんに
出会うことがあります。
縦長に結ばれました二重太鼓でも芸者さんとわかりますが、
それだけでなく、その着物姿、御髪が本当に素敵なのです。
一見して芸者さんだとわかる着方です。
勿論私たちがマネできるものでもないですが、なぜ同じ着物の
世界にいながら、あの粋でそれでいて華やかで、あんなに素敵な
着物姿になるのか不思議です。
御髪も同じようにしましても、芸鼓さんとは違っています。
芸鼓さん上がりの方が開かれているお店にも行ったことがありますが、
やはり着方が全然違います。
お着物姿、御髪がやはり元芸鼓さんだった時代を思わせます。
芸鼓さんだった時代とはまた違う普通の着方をされていましても
全然違います。
ですから、芸鼓あがりの役が回ってきますと大変でしょうね。
私のように本物の姿を知っている人間はやはり厳しい目で見てしまいますから。
着物もやはり違いますから、スタイリストさんも大変だと思います。
かなり研究をして着物 そして着付けを勉強されませんと、あれれれと
思われてしまいます。
女優さんを誰にするか、着物をどうやって揃えるか、どういう着せ方をするか
などなど、まず研究が必要でしょうね。
そうしませんと、せっかくのドラマが台無しになりますでしょうね。