今回の浅井さんの講義は倉敷在住の「北川弘繪」さんの作品についてのお話と日名川茂さんによる「草木染の着物の手入れ、襟の汚れの取り方」
綿の着物とは思えないほどのふっくらとした風合いは魅力的です。ふわふわとした綿から糸ができあがるとはちょっと信じられません。
綿から糸を紡ぎ、植物で色を染め、そして織っていく、すべて手作り。浅井さんは作品にはその方の性格が現れるとおっしゃいます。北川さんの作品は北川さんの性格通り、ふんわりと軽やかに、暖かくできあがっているそうです。
浅井さんからは綿の話を学術的にわかりやすく教えていただきました。歴史、綿から糸への話、草木染の話はこの講習会のために北川氏がお貸しくださった糸の色見本などを具体的に説明していただきました。写真がないのは残念ですが、なにしろ写真係の私が、写真を撮るのも忘れて糸のの色に夢中になっていましたから。
なぜ北川さんの色はこんなに透明感があるのかという話を浅井さんからお聞きしました。ご自分の好きな作家さんのお話をされるときは、浅井さんはいつも熱くなります。
日名川さんは今回は草木染の着物の手入れ法をご指導くださいました。襟の汚れを取る時の注意報などを具体的に。魔法の腕を持つと浅井さん。長い間お仕事を一緒にされてきましたが、不思議なご縁になりましたが、わたくしを介してお二人は初めて会われたのです。
いつもお電話での関係でしたとか。
写真をご覧になればとても初対面とはおもえないですよね。