浴衣を着るにあたって
浴衣は湯上りに素肌に着ていたものですが、今ではお出かけ着として人気になってきています。
小さな子の浴衣姿はとてもかわいく、若い方の浴衣姿は初々しく、そして涼しげにすんなりと着こなしていらっしゃるご年配の方の浴衣姿は振り返ってしまうほど、いいものです。
部屋着として着る場合にはもちろん素肌の上に纏えばいいと思います。温泉宿などではそうですよね。でも外出着として着る場合には肌襦袢 裾除けをつけるほうがいいでしょうね。
胸の大きな方は着物用のブラジャーをつけていただく方が胸元がすっきりと見えます。
洋服用のブラジャーは胸が前に飛び出ますから、しない方がいいでしょうね。
着物の体形補正のポイントは茶筒の形に体形を整えることです。
要するに凹凸をなくすこと。そのためには出ている胸などは平らにする。くびれているウエストには
タオルを巻く。昔の日本人は体形的に補正なくても着れたのですが、今では食事の関係もあり西洋人的体形にややなってきていますよね。(昔の方も胸の大きな方は晒で巻いて押さえていました。もちろん着物用ブラジャーでなく、今でも晒を使用されるのもいいと思いますよ)
ウエストに巻くタオルは、帰宅して取り外すとびっしょりと湿っています。このタオルのお陰で帯などに汗が移りにくく、一石二鳥です。私は普通のタオルですと後中心まで届きませんので、薄地のスポーツタオルを使用しています。半分に折って先を三角にし紐をつけています。補正用としてしっかり縫っていただくのもいいかもしれませんが、毎回洗いますので、もこもこにならないように端以外は広げたままです。広げて干しています。
今新しい和装下着がいろいろと出てきています。浴衣には素材によって、また色によって透けるものがありますから、そのことを考えてお買いくださいね。
居敷き当てが付いていますからヒップのところは大丈夫ですが、その下からは透けていますよ。
下まで居敷き当てを付ける方もいますので、また仕立て屋さんとご相談ください。
浴衣ほんとにいいですよね。ほんとにあなたなの?っていうくらい妖艶に変わるかたもいますよね。
さて今年新調した下駄など履いてどこにでかけましょうか?
団扇も手ぬぐいも用意できましたし。
✿ 年配の方の着物姿で帯に胸がかかっている方がいますが、緩くてもいいですから、
ブラジャー、もしくは晒で抑えていただくと、おさまりますし若く見えます。
お試しください。